知恵のしずく塾22日小松芦城公園内お茶室にて

今回のしずく塾は今までの会場と大きく趣を変え、格式高きお茶室にて。若者たちにこんな日本文化の粋の詰まった環境を味わってほしいということで探し、ご縁をいただきました。

雰囲気は穏やかなのですが、畳に座るとやはり日本人、背筋が伸び凛とした気持ちになるのです。しずく塾は、樹遷さんと参加者の一期一会の知恵の紡ぎあい、魂の深いところでの響きあいにお茶室は素敵な気の場を作ってくれました。毎回参加者からお話したいことや、聞きたいことを書き出してもらいそれを受けてお話が始まります。講演の様に一方通行でなく、相方向の語り合いがしずく塾の本分です。

始めは20代になすべきこととそれをどう見つけるかという質問、樹遷さんだけでなく、参加者も自分の昔を思い浮かべ語ってくれました。異世代が語り合える場ってなかなかないなと話を聞きながら感じ入っていました。その後、社会や家族とこれからどう関わっていくかという質問、特に親子という血縁をどうすこやかに育めばいいかには多くの方が悩んでいるようで、今回のメインテーマとなりました。家族の中に他人が入ることの大切さ、突き詰めれば気縁がこれからの時代大切なことだよという話には皆、はっとさせられたようでした。また、社会というものが幻想でできていること、こうしようという取り決めが、こうしなくてはになり、こうでなければとなり、こうしないやつは排除という構造の中にいる私たちの社会、もう一度本来を見つめてみようというお話にはなるほどと深くうなずく知恵がありました。

後半は少しお茶をして、角度を変えて旅のお話。世界を知る樹遷さんならではの先住民の人たちの知恵へのまなざし、特に「未開」とは何かについては本当に考えさせられました。人の一番の評価は、世界共通でお金でも、肩書でもなく、「エレガント」さであるという語りにドキッとした人は多かったのではないでしょうか。そんなお話を聞いているうちにあっという間に二時間立ち、まだまだお話したいという若者が多くいたので、近くの公園に場所を移しての二次会となり、そこにも半分以上の人が参加され、知恵の言霊の響きあいを深めました。きちんと向き合ってくれる大人を若者は本当に心の底から望んでいるんだなと、この会をお世話して毎回思うこと。

生きにくいこの今の日本社会において心の深くにため込んでいる、若者の想いがほぐれ、言葉となってほとばしるそんな瞬間に出会えるのが、毎回の喜び。きっかけは樹遷さんの体験からくる、言霊ですが、それを引き金に知恵が多くの人の中からあふれ深まっていくのが素敵です。多くの地でこのしずく塾が開催されたら救われる若者多いだろうと思いながら会を終えました。

今まで数回開かせてもらったしずく塾のテープ起こしをしてせめて活字にして、遠くの人に読んでもらえたらと思い、今作業をし始めています。関心ある方はぜひ、できた暁にはお買い求めください。