白山水系・滝巡り

10月31日火曜日、白山スーパー林道、紅葉と滝巡り、水との交流まなざし塾

この日は朝の冷え込みはあったものの、どんどん天気は回復、空の青さに、紅葉の鮮やかさ、白山に被った新雪の白さと、豪快な数々の滝の流れと本当に贅沢な世界を楽しませていただきました。まずスーパー林道の入口前の自然保護センターで皆と待ち合わせ、ご挨拶と、杜に入る前の気の整え。杜のまなざし塾では杜に入る前に、まずは自分たちの気を整えることを大事にしています。それはいのちといのちが出会うときには当然の礼儀。人と出会うときに身だしなみを整えるように、杜さんと出会うときも同じいのち、ずけずけと自然の中に入っていくのではなく、まず自分の気を整え、お邪魔させてね、という謙虚さが大事だと思うからです。人間中心でなく、多様な命の一つの種としての人間という視点でものを見てみようという思想を、生身の体感で味わうのがこのまなざし塾のめざすところ、という話をさせてもらいながら、あんま功で気を整え、さあ杜へ。とはいえ、このスーパー林道、車でしか移動できないので、皆車数台に乗り込み、滝巡りへ出発。参加者はワンネスの生徒に一般参加者20人強、渓谷沿いに落ちるいろんな表情の滝を巡りながら、この地形が育まれるに至った大地の動きの歴史や変動のダイナミズムのお話を樹遷さんから聞き皆しばし時の流れに耳を澄ましていました。車道に車を置いての滝巡りなのであまり駐車するわけにはいかず、次々と移動しながら、最後は姥ヶ滝という川の中から温泉が湧いているという、大地が生きているという証を見せてくれるポイントに降り、手前で少し樹木さんと交流したのち、お昼を食べ、滝のしぶきを浴びながらの水との交流気功。人の体は70%が水、人が滝に行きたくなるのはやはり体の故郷に戻りたくなるからでしょうか。自分の体の水と滝の水が感応したようで、透明感のあるいのちに戻れたような気が、、、。滝まではかなり急な道なのですが、膝の悪いお母さんにずっとスクールの若者たちが肩を貸し、手をつなぎ、最後まで付き添い、無事戻ってくることができました。夜にメールで、この半世紀でこんなに穏やかで、安らぎに包まれた時間は初めてと感動のことばを送ってくれました。彼女と、杜と、滝と、若者の気がひとつらなりとなり、いのち本来の風景と出会えたのでしょうか。単なる山歩きでは決して得られない体験ができるのが杜のまなざし塾なのです。

今回は入門編ということで午後は早めに切り上げ、後半はスクール校舎でこの数日樹遷さんと出会い、行動を共にした感想を述べあう、お茶とシェアータイム。わずかな時間だったけど、本当に人生が変わるような出会いだったとか、久方ぶりにこんな安らぎを覚えたとか、会をお世話させてもらい冥利に尽きるという感想を一杯いただきました。血縁、地縁でなくこれからは気縁と20年前樹遷さんが語られていたお話が、今なるほどと腑に落ちた一時でした。わずかな時間でこんなに皆の心がつながりあう感動。万物の源、循環する水、今から思えは水との交流が一人一人のいのちを知らずにつなげてくれていたのかもしれませんね。生き物だけでなく、水や土、風、空とも一つに生きていく、そんなまなざしを思い出させてくれた一日でした。先導してくれた樹遷さん、杜さん、滝さん、水さん、石ころさん、そして参加者皆に感謝。白山の白き峰よありがとう。

樹伯

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