第二回しずく塾の風景

しずく塾は世界を歩いてき、又人生70年を生きてこられた樹遷さんと共に、これからどう生きるか、何が大切か、どこを向いたらいいのか等々を、語り合いながら、見つめていく学びあいの会です。この二回目で思ったのですが、これはギリシャ時代のスコーレ(スクール、学問)の様ではないかと。まさに響きあいながら、お互いの人生を深めていく知恵のしずくの落ちるところ、これは多くの人に呼びかけたいということでの内容レポートです。ご一読を、そしてピンときたかた次回はご参加を!

前回は時間軸と空間を遠くに置こうというところから、若者の生き方につながるお話でしたが、今回は、事前に皆から聞きたいことの質問をいただき、それにふれながら、参加者の気を感じてお話が進行しました。まず初めに樹遷さんの問いかけ、皆さんは自分の居場所というものを持っていますか、この問いに何人かの参加者が答えながら、そこで大事なものはということで、樹遷さんは、居場所にひとつながりがあるかどうかが大切というお話をしてくださいました。そこにつながり感がなければ居場所とは言えないこと、そしてさらにそこで夢を紡いでいけるかがもっと深い居場所なんだよというお話に、皆は新しい気付きをいただいたという感じでした。そして今の時代、若者達の行き詰まりの原因は大人たちが居場所を持っていないこと、居場所を持った人の生き方がモデルとしてないことと多くの場で講演をされた中で感じたというお話をされ、参加の大人たちに居場所を問いかけました。鬱の方が居場所を感じたときに深呼吸ができ、鬱から離れられること、リタイアの人こそ、居場所を作り出し、人のお役に立てたらいいねといううお話、しずく塾は心の若者向けの会なので、70代でも人生を積極的に生きたい人も参加できるのですが、大きな生涯の生き方の知恵をいただいたのではないでしょうか。

居場所というのは具体的な場だけでなく、心の中にあってもよく、又花と交流しているとか、ワンちゃんとつながっているなという感じの中にもあるということで、皆の中に居場所の概念が大きく広がったお話もありました。そのなかで、ギャップイヤーという言葉が多くの人の心に残りました。ギャップイヤーとは海外の教育ではだいたいあるようで、人生の一時期、自分を振り返り、新しい道を探せる、ゆとりある時間!?のことだそうで、フランスなどでは、春に入学試験に通ると秋の入学までは海外を旅したり、働いてみたり、はたまたどこかの職人に弟子入りしたりと人生の幅を広げる経験をできるそうで、長い人は3年近くギャップイヤーを生き、その後大学に戻り博士になるという人もいたそうな、なんともうらやましい、道を外れるとか、皆に置いてけぼりを食うとか、そんな劣等感がなくなり、若者が今自分がここで生きているという肯定感を持てる素晴らしい教育、日本の学びの多くの問題が解決するのではと思ったりしました。そして大人たちも、せめてギャップマンスくらいはもち、自分の生き方をリセンターする時代がきているとのこと、休まず、いけいけの思いで戦後をここまで来たことは確かだが、これからは、右肩上がり目指しではやっていけない社会であるということ、不登校、NEETの問題もここらにあるような気がお話を聞いていて思いました。その後、経済のこれからでは、ベーシックインカムの時代が確実にやってくる等々、鬱に関しては居場所はもちろんのこと、こころの位置を少しずらしてみることの大切さ、別の視点で見える風景が鬱を乗り越えていく力になるお話、何より、青春時代は鬱になるもの、心の波と考えて、健全なものと思い、受け入れていけばいいというお話に若者達心を開いたような気がしました。

人生に目的がなくてという若者の問いには、まず動いてみること、そして杜に入ってみること、普段の自分と違う風景に身をおいたとき感じる世界を増やしてみてはどうというお話をしてくださいました。実際彼は二日後の杜のまなざし塾に参加し、最後のシェアータイムで今までこんな時間を取ったことがなかった、こんな時間を持つことも大切さを感じたと熱く語ってくれました。又気とは何かという問いには、先天の気や後天の気の説明しながら元気とは先祖からいただいた先天の気、これを生まれてから食と呼吸という後天の気で育んでいくのだが、元気ですか?とは、先祖からいただいた命のタスキを大切につないでいますかという問いかけなんだよというお話に皆、東洋の深い知恵に感じ入っていました。その他いくつも人生にかかわる深い質問とお話をいただきながらあっという間の2時間が終えました。前回もそうですが、終わった時の皆の表情の穏やかさ、明日に希望があるという感じが素敵なのです。

少しづつ参加者も定着して更に深みのあるものになりそうなこの会。皆さん足を運んでみませんか、直接樹遷さんと会う、出会いの大切さありがたさ感じてもらえたらな。一生の財産になりますよ。次回以降は参加者からのリクエストにどんどん答えテーマを決めていきたく思っています。テーマ持ち込みでご参加あれ。

Leave a Reply