第三回養生塾の風景

前回は真っ白の雪化粧の中、本当に凛とした時間が心地よい会でしたが、今回は春の陽気も漂い始めた街中での開催。

2月の大雪で会場を探す時間が取れず、誰でもが気軽に来れる場所をということで、選んだのがJRに近い町中の公共の研修センター。

養生塾のテーマの一つ、食による整えのため調理場がいるので、隣の公民館を借りたりと建物的には多少使いにくさはあったものの、やはり大事なのは中身、前回以上に深みのあるいい会になりました。

参加者も前回参加者は全員参加してくれ、更に3人が新しく仲間となり、今後の広がりを感じさせてくれました。

一回目の泊まりはまだ皆初めてで、どんなことやるのかという不安?もあったと思うのですが、今回は皆流れもわかり、そして養生塾の意味もとらえてくれてとても、しっとりと落ち着きのある雰囲気で終えれたように思いました。

まず初日は恒例の茶礼、日常から少し離れ、研鑽するという心構えを作る大切な時間、そこで樹遷さんより初めての方にも向けた、養生の意味、そして養生塾の目的などを語っていただき、後半は、天気も良かったので、春の気を整えましょうということで、近くの公園で、気の交流や、動きのある動功を行いました。

この冬でかなり皆体を固めていたので、気がのびやかになるうねりのある気功がとても気持ちよかったです。二人で少し気を通い合わせるだけで、体がよく動くということに皆びっくり、そして新鮮な驚きをいただきました。

その後、室内に入り、今度は、気食のお話。食、息、動、意が健康の基本と東洋では考えますが、食は毎回の合宿でも大事にします。今回ははじめということで、基本の考え方を自分がレクチャさせてもらいそれに、樹遷さんがホローするという形で進みました。

春は肝の気の乱れと、冬の間に疲れさせた腎の気の調整が大切です。そこで5味のうち、酸味と塩辛味をうまく使いながら、季節の山菜の苦みも取り入れた今回のメニューの意味を説明させてもらいました。東洋の医学では5行論というのが基本の考え方になるのですが、季節に寄り添い、風土に伝えられた食文化を掘り下げることはそのままその地域の気食になるような気がしました。参加者にお母さんたちが多いので、皆で自分たちの気食を提案しようと夜は盛り上がりました。

そして皆で作った夕食はおいしかったの一言。樹遷さんの馬さんとの一年に及ぶ旅のお話や、ヨーロッパに住んでいた時のいろんなお話、そして今一番楽しんでおられる、縄文文化のお話に皆食べることを忘れ聞き入っていました。泊まりのいいところはなんといってもこの食事時のお話、話の折々にいろんな気づきが一杯いただけるのです。気功が目的でなく、普段語られるお話の中で命の風景というものが見えてくる、それが養生塾のだいご味!本当にいい時間でした。

そして夜は食後の胃腸の整えと、春の気の調整と癒しあい。冬の間にたまった毒だしや、気血の流れを促す交流をし、最後に眠る前の気食を飲んで、お休みタイム。このころには皆の心が一つになって本当に家族のような温かい気の場ができていて、いるだけで幸せという感じなのです。

さて二日目朝は恒例の梅しょう番茶で始まり、あんま功、そして外に出てのいろんな動功、体に太陽の気をいただく功法や、肝は筋に入るということで筋が伸びる気のストレッチなどをして、散歩しながら公園の春の気を味わいました。季節に生身を開いていくこと、前日お話しいただいたことを皆実感しながら、風や水、大地や生き物たちをいつもと違う眼差しで感じられていたように思いました。朝早くということで誰もいないさわやかな時間と場でした。写真を撮れなかったことが悔やまれる、、。

朝食のあとは、そのまま皆から出た質問に答える形でのお話会に展開していき、これからの社会のありようや、人類の未来、そして大切なものは何か、すこやかに生きるとはという非常に本質的なお話へと移っていきました。どれもが深い洞察と経験からくる言葉で皆の心の琴線にドンピシャで響いていました。

こんな時間をいただけること、有り難しの一言でした。ラストは収功をし、この二日間の気の風景を深く細胞に刻み、養生塾を終えました。

第3回養生塾

参加者も慣れてきたということで本当にまとまりのある、いい会でした。時間は長さでなく深さだなと改めてひしひし実感。帰る頃には皆の後ろ姿が本当に軽やかで、ウキウキしているのが伝わってきて、お世話役冥利でした。気というのは瞬時に代わるんだなと驚きと感動で、もう何もいらないという感じで、終わった後もほこほこした気持ちが続いています。もっと多くの人にこのすこやかさを知ってもらいたいと早、気持ちは6月の開催に向かっている自分でした。簡単なレポートですが、少しでも雰囲気伝われば。樹伯

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